外貨定期預金でかかる手数料、税金

こんにちは!

明るい人生を送るお手伝いをするお金の専門家 FPの堀内です。

 

 

 

日本円での定期預金や普通預金の金利は

ゼロに近い値で、利息もごくわずかです。

ネット銀行のトップページには、外貨定期預金の案内があり、

日本円と比べると高利率なので、興味を持たれた方もおられるかもしれません。

資産を分散させるために、日本円だけでなく、

外貨でも資産を持っておいた方がいいと聞いたことはあるけど、

でも為替も影響するし、損したら嫌だしと思われていませんか?

そんな方にお役に立てる内容です。

本日は、外貨定期預金についてお伝えいたします。

本日もよろしくお願いします。

 

 

 

外貨定期預金で発生する手数料

 

外貨定期預金は日本円での定期預金と同じ仕組みです。

運用する通貨が異なるだけです。

預入期間に応じた金利を事前に把握できます。

予め日本円を外貨に交換する必要があります。

 

 

円⇒外貨、外貨⇒円に交換する際には

手数料がかかります。

ネット銀行の場合、円⇒米ドル も 米ドル⇒円 も

為替手数料は15銭~20銭ほどです。

一方、円⇒豪ドル や 豪ドル⇒円 の場合は45銭ほどです。

この為替手数料は、どのように影響するのでしょうか?

 

 

 

現在のドル円のレートが1ドルで100円とします。

米ドルと円の為替手数料を片道(かたみち)15銭とします。

片道(かたみち)とは円をドルに換えたり、

又はドルを円に換える作業の

それぞれを片道と言います。

米ドルのレートを100円と仮定しましたが、

この100円は仲値(なかね)と言います。

ニュースなどで伝えられる為替レートは仲値です。

円と外貨を交換する際の為替レートは、

仲値と為替手数料で決まります。

 

 

円⇒米ドルに換える場合

 

円を外貨に換える際の為替レートのことをTTSと言います。

TTS = 仲値+ 為替手数料です。

先ほどの例では仲値は100円、為替手数料は15銭なので、

TTSは 100円 (仲値) + 0.15円 (為替手数料の15銭)より、

100.15です。

1ドルに交換するには円が100.15円必要となります。

 

 

 

米ドル⇒に換える場合

 

円を外貨に換える際の為替レートのことをTTBと言います。

TTB = 仲値 - 為替手数料です。

先ほどの例では仲値は100円、為替手数料は15銭なので、

TTSは 100円 (仲値) - 0.15円 (為替手数料の15銭)より、

99.85です。

1ドルを円に交換すると99.85円となります。

 

 

 

このように外貨と円を交換する際には、

為替手数料が発生します。

仲値 (先ほどの例では100円) が同じであっても

円を外貨に換えるときと、

外貨を円に換える際の為替レートは異なるので、

円を外貨に換えて、同じ仲値で外貨を円に

換金しても損となります。

 

 

 

先ほどの例では円⇒米ドルの為替レートは、

仲値100円+為替手数料0.15円より

100.15円/米ドルでした。

この為替レートで、1万円を米ドルに換えると、

1万円÷100.15円/米ドルより

99.95米ドル (99ドル95セント)です。

99.95セントを日本円に換えると

米ドル⇒円の為替レートは、

仲値100円-為替手数料0.15円より99.85円/米ドルでした。

99.95ドルを円にすると 

99.85円/米ドル×99.95米ドルより9980円となります。

1万円を米ドルに交換し、

仲値が同じ状態で米ドルを円に換えると

1万円が9980円に減りました。

この差額は為替手数料により生じた損です。

 

 

 

代表的な外貨預金の金利

 

都市銀行に比べるとネット銀行の方が、

金利が高めに設定されているので、

ネット銀行での米ドル及び豪ドルの敵預金金利を下に示します。

 

 

米ドルの定期預金金利

預入期間 6か月 1年
金利 0.35~1.40% 0.20%~1.70%

 

 

豪ドルの定期預金金利

預入期間 6か月 1年
金利 1.10~1.80% 1.03%~1.80%

 

日本円の定期預金よりも10倍以上も高い金利です。

預け入れた外貨に対しての金利ですので、

日本円で1.80%分の利息が付くわけではありません。

 

 

 

外貨定期預金に係る税金

 

外貨定期預金には税金がかかるタイミングが2つあります。

1つは定期預金の満期で金利相当分の利息をもらう時です。

もう1つは、外貨を円に換えることで利益を得た時です。

 

 

 

金利相当分の利息をもらう際に係る税金

 

利息は利子所得と見なされ、

20.315%の税金が引かれます。

日本円の定期預金での利息から

引かれる税金と同じ仕組みです。

 

 

 

100ドルを1%の金利で

期間1年の定期預金を組んだとします。

1年後の満期時に1ドルの利息が付きます。

利息1ドルに対して20.315%の税金が引かれます。

20.315%の税金の内訳は

所得税15.315%と住民税5%です。

引かれる税金は1ドル×20.315% = 約0.2ドルです。

受け取り利息は、

1ドル-約0.2ドル=約0.8ドルです。

 

 

定期預金で金利1%でも

利子から20.315%の税金が引かれます。

引かれる税金を考慮した実質的な金利は

金利1%×(100%-税率20.315%)=0.797%となります。

税率を計算しやすい20%とすると

20%は0.2なので、

税引き後の金利は金利△%×(1-0.2)

つまり、金利△%×0.8です。

税引き後の金利がわかれば、

手元に入る利息を求めやすくなります。

 

 

 

外貨を円に換えることで利益を得た際に係る税金

 

定期預金が満期になり、

円に換えた際に利益が生じたとします。

その場合の生じた為替益は雑所得として

20.315%の税金がかかります。

 

 

 

日本円10万円を外貨に換え、

円に戻した際に12万円になったとします。

この場合の為替益は12万円-10万円の2万円です。

この2万円を全額もらえるのではなく、

20.315%の税金が引かれた残額が手元に残ります。

手元に残る金額は、

2万円-(2万円×20.315%)より15937円です。

 

 

為替差益による雑所得にかかる税金約20%も

税金が自動的に引かれるので、

確定申告をする必要はありません。

 

 

 

外貨定期預金のメリット、デメリット

 

外貨定期預金のメリット

・適用金利が円定期預金よりも高い

・通貨を分散することで分散投資ができる

・比較的安全性のある商品

(新興国の通貨になるほど安全性は少なくなります)

 

 

外貨定期預金のデメリット

・利子だけではなく、為替益にも税金がかかる

・為替手数料がかかる

・為替によっては損となる場合もあり、日本円での元本が保証されていない

 

 

為替によっては損となる場合を回避するには、

為替レートが行くらの時に円に換えると、

損失を防げるのか計算し、

損失の生じない為替レートになった時に

外貨を円に換えればいいででしょう。

 

 

 

参考

 

楽天銀行では毎月3000円から

外貨定期預金の積立ができるサービスを

提供しています。

外貨定期預金の積立ができる金融機関は

あまりないためご紹介しました。

 

 

 

本日も最後まで、お読みいただいてありがとうございました。

まだまだ寒い日が続きますが、体調には気を付けてくださいませ。

明日も皆さまにとって充実した日になりますように・・・☆

 

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